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角田 圭子 院長

KEIKO TSUNODA

糖尿病診療を中心としたクリニック。良き伴走者として、患者さんと共に歩んでいく。

和歌山県立医科大学卒業後、関西医療大学、木村病院、河北総合病院に勤務。2007年に『駅前つのだクリニック』を開院(阿佐ヶ谷駅南口から徒歩1分)。

角田 圭子 院長

角田 圭子 院長

駅前つのだクリニック

杉並区/阿佐谷南/阿佐ケ谷駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科
  • ●代謝内科

ともに医師であった両親を見て育ち、同じ世界へ

角田 圭子 院長

両親は共に医師でしたが、働き方は正反対でした。母は公衆衛生学を扱う基礎医学の研究者。父は父で、早くから開業医として地域医療に従事していました。同じ資格を持ちながら、多様な働き方ができる。その点に魅力を感じ、医学の道を志したということになります。結論から言えば、私はどちらかというと、父に似たのかもしれません。父は本当に楽しそうに診療をしていましたからね。
和歌山県立医科大学を卒業後、糖尿病を専門とする同じ大学の第一内科に籍を置きました。和歌山医大は当時としては珍しく、ローテーションで各科を回る研修制度を導入していました。そのため、糖尿病以外にも、胃カメラや胃のレントゲン、あるいはエコー検査など、幅広い分野を経験できたことが今に役立っているように思います。その後、関西医療大学に勤務した際、研修医時代にお世話になった先生にお声掛けいただいたことをきっかけに、以後は糖尿病の研究と治療にいそしむことになりました。
『駅前つのだクリニック』は、2007年に開院いたしました。診療の範囲を糖尿病にある程度特化することで、きめ細やかで、患者さんにご満足いただける医療を提供していきたいと思っています。

患者さんを見守っていくための工夫

角田 圭子 院長

超音波検査やレントゲン、心電図のほか、神経伝導速度検査や脈波など、糖尿病の管理をする上で必要な検査機器をクリニックなりに備えています。また、部屋のレイアウトは、待合室をぐるっと囲むように各診察室を配置し、待合室におられる患者さんをいつも皆で見守ることができるようにと考えました。
通常は受付に2人、看護師が午前は4人、午後は3人の体制をとっています。お待ちになっている方にとって、待ち時間はやはり長く感じてしまうもの。その時間を少しでも短く感じていただけるよう、待ち時間の間に血圧を測ったり、初心の方は先に問診を受けていただけるような配慮をしています。スタッフそれぞれが独立して、チームとして患者さんを見守っていけるようにしていきたいですね。

患者さんの話に耳を傾けていくことがなによりも大切なこと

角田 圭子 院長

聞き取りを大切にしていきたいと考えています。何を食べて、どんな仕事をして、運動をされてるかどうか。こうしたことは、生活習慣病の管理をする上では非常に重要な要素となります。その1つひとつを拾い上げ、その方の生活習慣から改善するポイントを見つけだしていくために、聞き取りが大切になるのです。もちろん、検査の数値の良し悪しは重要な指標となります。それによってお薬を考えていくことになるのですが、お薬以前にできることがあるかどうかを考えていくのも重要です。
たとえば同じ数値であっても、お薬を服用していただく場合と、適用にならないケースがあります。それは、生活習慣を改善する余地があるかどうかで変わってくる部分です。お薬は必要なものですけども、できる限り最小限のお薬で良いコントロールができるように持っていきたいと思っています。

糖尿病と向き合っていくには、ご本人の「管理していく」という意識が大切になります。その意識をどう維持し、向上させていくかということを意識しています。大学に籍を置いていた頃のことですが、少し厳しく言い過ぎてしまい、ある患者さんの通院が一旦途絶えたことがありました。それを指導教授に相談したところ、「最初からそんな話をしたら、来なくなるのも当たり前」と諭されました。やはり人と人のことですから、信頼関係を作るのが何よりも優先されるということですね。
クリニックでは、そんな話をしてくださった当時の私の指導医が月に2回、診療を担当してくださっています。1人でずっと診療を続けていますと、自分の診療が適切なものかどうか、確かめたくなることがあります。そんなとき、助言をくださる先生がいてくださることは、本当にありがたいことと思っています。

外来でのインスリン導入が特徴

『駅前つのだクリニック』では、外来でのインスリン導入をおこなっています。インスリン導入は以前は入院しておこなわれるのが一般的でしたが、当クリニックでは看護師がマンツーマンで時間を掛けて患者さんに説明をおこなっています。やはり、安全面への配慮や、ちょっとしたコツを覚えていただくためには、どうしても時間が必要なんですね。また、説明の際には、その場でインスリン導入をご自分で試していただいています。要領を理解されたとしても、いざ、ご自宅でそれができるかとなれば、難しいと思うんです。看護師がそばにいる状態で自分でやっていただくことで、そのハードルを越えていただけるものと考えています。
正直なところ、インスリン導入を喜ぶ方はいらっしゃいません。しかし、必要だからおこなう治療であり、その必要性を理解いただくためにも、熱意を持って私たちがアプローチしていくことが大切だと思っています。

これから受診される患者さんへ

糖尿病は、初期の段階ではほぼ症状がありません。しかし、だからといって放っておけば、いずれ合併症が生じることになります。1度そこまで状況が進んでしまえば、何もなかった頃には戻すことはできないのです。
10年後、20年後も元気で楽しく暮らしていただくためには、ご自身で病気を認識し、管理する意識が大切になります。皆さんと寄り添いながら、そのお手伝いをさせていただけたらと思っています。

※上記記事は2016.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

角田 圭子 院長 MEMO

  • 出身地:大阪府
  • 趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞
  • 好きな映画:ミュージカル・ジブリ作品
  • 好きな言葉:自分と未来は変えられる
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:オールジャンル(とくにクラシック)・葉加瀬太郎
  • 好きな場所:景色の良いところ、温泉、美術館

グラフで見る『角田 圭子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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