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中西 章男 院長

AKIO NAKANISHI

「真心の診察」と「最先端の医療技術・医療機器」。
治療より「看護」、 薬より「愛」がモットー。

日本獣医生命科学大学を卒業後、同大学大学院博士課程を修了。1987年に『阿佐ヶ谷ペットクリニック』を開院(JR中央本線「阿佐ヶ谷駅」より徒歩10分)。著書に『車イスに乗ったチロ』がある。

中西 章男 院長

中西 章男 院長

阿佐谷ペットクリニック

杉並区/阿佐谷北/阿佐ケ谷駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●その他

私を獣医にしてくれた犬

中西 章男 院長

ここは、母の実家のあった場所です。小さい頃、夏休みになる度に“おばあちゃんの家”に遊びに来ていたものでした。そしてここは、私が大学に通っていた頃からの住処でもあります。そこで私は、1匹の犬と1匹の猫と、長い時を一緒に過ごしたのです。なかでも犬のほうは、中学生の時から兄弟のようにして育った、私を獣医にしてくれた犬になります。
犬の名は、クーといいました。彼は私が中学生になった夏に我が家に現われるようになノラ犬さんで、やがて、毎度の食事を我が家でするようになり、いつしか家族の一員となっていったのです。
大学に進学し、京都から東京へと向かった私は、彼も一緒に伴うことになりました。クーはいたって元気な子でしたが、ある時期から空咳が出るようになり、心配になって診察を受けたところ、重度のフィラリア症であることがわかりました。その頃の日本獣医生命科学大学では、第一外科の黒川和雄先生がフィラリア症の研究を第一線でなさっていました。クーのこともあり、私は迷うことなく第一外科の門を叩くこととなったのです。
大学には、しばしばクーを伴いました。先輩や先生方は文句も言わず大目に見てくださり、私が診察中の時も誰かしら面倒を見てくれていました。今思えば、たくさんの人達に囲まれ、みんなに可愛がってもらったクーは、幸せな犬だったのだと思います。
動物病院は、病気を治すところでもありますが、同時に、動物の最後を看取る場所でもあります。クーの思い出を胸に、これからも動物たちがなるべく元気で長生きできるよう、そして、飼い主さんと一緒にできるだけよい最期を迎えられるよう、精一杯のサポートをさせていただきたいと思っています。

一般診療医のスペシャリストでありたい

中西 章男 院長

目指すところは、ジェネラルのスペシャリストです。つまりは一般診療医ということになりますが、一次診療を受け持つクリニックとして、見落としのないようにしっかり診断をつけ、その中にこちらで手に負えないケースがあれば、より適した病院へ紹介させていただくことをスムーズにおこなっていきたいと考えています。
今は各分野の専門病院が増えてきています。餅は餅屋ではありませんけども、設備が充実していれば、その分、治せる病気も多いことは確かなこと。もちろん、距離があったり、「知らないところはちょっと…」という方もいらっしゃいます。その場合には、ここでできる限りのことをさせていただきたいと思っています。

治療方針としては、その日、わかったこと、わからなかったことを明らかにしていくことが要諦となるでしょう。今の段階で想定される病気の治療を優先していくのか。それとも、さらに検査を進めて、原因をハッキリさせてから治療へと移っていくのか。選択肢をご提示し、飼い主さんと一緒にその後の方針を逐一相談しながら決めていくスタイルをとっています。
医療的に良しとされることが、必ずしもその子と飼い主さんにとってベストとは限りません。ですから、飼い主さんの動物に対する思いを反映させていくことを第一に考えていきたいと思っています。

内視鏡検査によって、免疫がからむ胃腸疾患を特定する

中西 章男 院長

一次診療をあずかるクリニックとして充分な機器類はそろえているつもりですが、その中でも、内視鏡による診断は得意分野と言えるでしょう。
内視鏡検査は、異物を取り除くこと、生検によって病気の診断をつけることに大きく分けられます。このうち後者については、近年は免疫がらみの胃腸疾患が目立ちます。リンパ球プラズマ細胞性腸炎、あるいは潰瘍性腸炎がその代表格と言えますが、これらは、過剰な免疫反応が腹痛や嘔吐といった症状を起こすものです。最近になって増えていると申しましたが、検査の方法が確立されてきたことによってわかるようになったということかもしれません。
動物の内視鏡検査は、全身麻酔が必要です。これは手術と同様に人手が必要になりますので、比較的人員の充実している私どものクリニックにご紹介いただくことが増えてきています。

後進の育成も大きな役割の1つ

現在、スタッフは獣医師が6人、看護師が3人という体制です。私は大学でドクターコースまで残っていたものですから、教育病院システムというものが身に染み付いているところがあります。だからでしょうか、当時の大学の研究室に似た雰囲気があるのかもしれません(笑)。
クリニックでは、1日2回、「カルテ読み」と称し、症例検討をおこなっています。レントゲンや検査結果を見ながら、あらためてみんなで検討を重ねていくことで、治療の確実性を増していくものになります。一症例、一症例を大切に診ていくことが、若いスタッフにとってスキルアップにつながっていきます。私のやり方を理解し、慕ってくれるスタッフには感謝しかありません。

これから受診される患者さんへ

動物は、言葉を話してはくれません。ですから、診察台の上だけではわからないことも多いのです。最初、「ごはんはきちんと食べてる」と仰っていても、よくよく聞いみますと、「以前はガツガツ食べてたのに、最近は少し残して、気がついたらなくなってる…」ということもあります。となれば、食欲が全体的に細くなっているのか、はたまた、口に痛いところがあるのかと想像ができるわけです。
普段の動物たちの様子に注意を払って見てやってください。「治療よりも看護、薬よりも愛が大切」とも言います。多くの動物にとってお薬は決して快いものではないでしょう。しかし、薬と一緒に愛を与えてあげることができれば、その想いはきっと通じます。「愛ある看護」の気持ちを持って、動物を見てあげてほしいですね。
飼主様の様々なニーズに対応するため、鍼・灸・漢方など、東洋医学もとりいれ、動物に合った治療を実践しております。
眼・歯科・皮ふ・脳神経・リハビリテーション等についても、専門医と連携をとり当院で出来ることは当院にて対応できる体制を実践しています。

※上記記事は2016.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

中西 章男 院長 MEMO

  • 出身地:京都府
  • 趣味:レーシングカート、サーキットをクルマで走ること、エレキギター演奏、カメラ
  • 好きな本・好きな作家:推理小説、法廷小説・星新一
  • 好きな映画:スター・ウォーズ ■好きな言葉:誠実
  • 好きなアーティスト:ディープ・パープル、ピンク・フロイド、KISS、レッド・ツェッペリン
  • 好きな観光地:那須

グラフで見る『中西 章男 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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