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鈴木 富吉 院長

TOMIKICHI SUZUKI

動物本来の特徴に合わせ、動物が生来の能力を発揮できるような治療を提供。

麻布大学卒業後、1999年に『鈴木動物クリニック』を開院。現在にいたる(JR中央本線「西荻窪駅」より徒歩20分、西武新宿線「上石神井駅」より徒歩20分)。

鈴木 富吉 院長

鈴木 富吉 院長

鈴木動物クリニック

杉並区/善福寺/西荻窪駅

  • ●犬
  • ●猫

秋田犬との出会いが、すべての始まり

鈴木 富吉 院長

小学4年生の時から秋田犬を飼い始めました。以来30年、全部で14頭の面倒を見てきたことになります。その子達をずっと診ていただいていた先生が、府中におられました。中学生になりますと、夏休みの度にそちらに出掛け、犬や猫はもちろん、牛や豚の診察を手伝ったりしたものです。

開業のきっかけは、私自身の交通事故でした。神経の損傷を起こしてしまい、一時は首が上がらず、物が二重に見えるという、本当にひどい有様でした。当時、すでに欧米で普及していた「ブラッドパッチ((硬膜外自家血注入療法))」という治療を受けたことで、なんとか回復はしたのですが、身体に掛かる負担を減らす意味もあり、自分の医院を始めることになったのです。疲れてしまったら、寝てしまえば良い、という気持ちでしたかね(笑)。

そういった経験から当院では、海外の最新の医療機器を採用したり、東洋医学・サプリメント・DNA欠損の修復・栄養学に基づいた食事療法など、様々な治療を取り入れています。

いらしていただいたからには、責任を持って診させていただく

鈴木 富吉 院長

診ている動物の9割が犬で、他にも鳥やウサギを連れてくる方もいらっしゃいます。ハムスターなども、「他で診てもらえないから…」という理由で駆け込んで来られる方もおられますね。
中学時代に牛や豚、鳥を診ていた経験も多少は役に立っていると思いますが、それよりなにより、うちを頼って来られる方を無下に断るわけにもいきませんので。ですから、私ができることをすべてやらせていただくという心積もりでいます。
1つ心苦しいのが、1回の治療に時間が掛かってしまうこと。時には3、4時間、没頭していることもあります。

見て、さわることでコンディションを測り、また、整えていく

鈴木 富吉 院長

東洋医学で言う「脈診」を診療に取り入れています。人の場合は腕で脈をとりますけども、犬の場合は下肢でとったほうがわかりやすいですね。脈の強さ、弱さを測り、それから身体全体に手を当てていく。おなかの具合も、ふれることでわかるわけです。具合が悪いと、指が入っていきません。これは、人と同じですよ。指圧の二点法というやり方ですが、これにより悪いところを測り、内臓についても刺激を与えていくのです。
もう1つ特徴的なものとして、AKAがあります。AKAは日本ではまだ馴染みがないかもしれませんが、関節運動学を応用した診療方法です。関節を動かしていきながら、つぶさに観察の目を注ぐことで、関節に問題があるのか、筋肉に異常があるのか、それとも、神経にまで問題が生じているのかといったことがわかります。治療の要諦としては、関節が本来の動きをするように仕向けてやれば良いのです。
小さな犬によく見られる傾向ですが、最近は首を傷めている子が多いですね。これはずっと家の中にいて、飼い主さんの顔を見るために首を上に向けているというのが1つ。また、身体はすべて連動しているものですから、違う場所を傷めていて、その“ひずみ”が首に表れているものと思われます。痛いところだけを診るのではなく、全体を診て治していくことが大切なのです。

犬は走ることによって身体が作られていく動物

今の犬は、運動不足が顕著です。犬は、歩いていたのでは運動になりません。元々、走るためにできている身体ですから、しっかりと動いてなければいけない。運動をすることによって骨が安定し、それにつれて筋肉や内臓、呼吸器も発達していきます。うちで診ている犬達は、爪を切ったことなどありません。適切な運動さえしていれば、爪は自然と減っていくものなのです。
動物はその種類によって特性があります。1つ言わせていただくなら、飼う前にその動物に対する知識を得ていただきたいですね。たとえば、コーギーやダックスなどの足が短い犬に階段を登らせるのは、人で言えば懸垂をしながら山を登っていくようなもの。知らず知らずのうちに、無理をさせてしまっているのです。
クリニックではコンディションを重視した診療をおこなうのと並行し、動物の育て方についてもアドバイスを差し上げていきたいと思っています。

これから受診される飼い主さんへ

人と動物は違うものです。人と一緒に生活をすることで良い面があると同時に、悪い面も存在します。たとえば、夜も一緒になって起きる生活は、犬にとって決して良い環境とは言えないのです。
犬を擬人化せず、本能を発揮させてあげれるような飼い方をすることが大切です。犬本来の生活を続けることで、生き生きとし、落ち着いて、人ともしっかりコミュニケーションがとれるようになっていきます。愛情を持って接し、いつも良い状態を維持できるよう、目を注いであげてください。

※上記記事は2016年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木 富吉 院長 MEMO

  • 出身地:新潟県
  • 趣味:水泳、乗馬、ジムワーク、山登り、スキー、絵画、焼き物
  • 好きな本:美術・建築・歴史関連
  • 好きな映画:オールジャンル
  • 好きな言葉:好奇心
  • 好きな音楽:クラシック、ジャズ、ラテンミュージック、歌謡曲
  • 好きな場所:シャモニー(フランス)

グラフで見る『鈴木 富吉 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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杉並区/善福寺/西荻窪駅

  • ●犬
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