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稲葉 義方 院長

YOSHIKATA INABA

「ワキガ治療」のスペシャリスト。原因を取り除くことに重きを置き、根本治癒を目指す。

東京慈恵会医科大学を卒業後、同大学・皮膚科学教室に勤務。医局長を経て、1998年に『稲葉クリニック』を開院(JR「阿佐ヶ谷駅」より徒歩3分、東京メトロ「南阿佐ヶ谷駅」からも徒歩3分)。

稲葉 義方 院長

稲葉 義方 院長

稲葉クリニック

杉並区/阿佐谷南/阿佐ケ谷駅

  • ●皮膚科
  • ●形成外科

病気そのものを深く見つめていくために、皮膚科医を選択

稲葉 義方 院長

私の時代は、皮膚科と形成外科、両方を選ぶことができたのです。今考えれば、牧歌的な時代だったと言えるかもしれませんね(笑)。ある程度両方を経験してから、本格的にどちらの道に進むとなった時、私は皮膚科を選択しました。どちらかと言えば、外科系は手技に特化する科であり、どうすれば手術が上手くいくかということに精力を傾けます。それに対して皮膚科は、皮膚の構造や病気自体を診ることに重きを置きます。私は基本的なことを勉強することにより強い興味をおぼえ、この科を選択することにしたのです。
慈恵医大で10数年のキャリアを経た後、父が病気を患ったこともあり、医院を継ぐことになりました。それが1998年のことで、名称も新たに『稲葉クリニック』(旧・稲葉医院)として、新しいスタートを切ることになったのです。

再発を繰り返さないワキガ治療

稲葉 義方 院長

「イナバ式皮下組織削除法」は、ワキガで困ってる方をみかねた父が試行錯誤を繰り返して考案した治療法です。皮下組織削除法では、ワキガの原因となるアポクリン腺や、多汗の原因となるエクリン汗腺と腋毛を皮膚の裏側からまとめて削り取る方法で、確実な治療効果が認められています。
この治療では、出血等のトラブルに備えるため、術後の厳密な管理が必要となってきますが、症状の再発を防ぐには、唯一無二の方法だと自負しています。

ところで、ワキガは思い込みが多いことをご存知でしょうか。自分がひどいワキガだと思い込んで手術を受けようとする方が多いのですが、ワキガではないわけですから、たとえ手術をされたとしても納得されることはありません。そうなると、3回、4回、5回と手術を繰り返してしまうことにもなるのです。
当院ではしっかりと診断をおこない、ワキガではない、手術の必要がない場合には、はっきりとお伝えしています。実に3分の1以上がそうしたケースになるでしょうか。思い込まれてるわけですので、説得は時間も掛かりますし、何かと大変なこともありますが、医療にたずさわるものとして、そこは守っていかなければならないラインだと思っています。

皮膚の力で病気を治していくことが大切

稲葉 義方 院長

患者さんには、自らの皮膚の力で病気を治してもらいたいと考えてます。一時的に今ある症状を抑えるのであれば、それは強い薬を用いればいいこと。ですが、症状がぶり返す度にそれを繰り返していては、肌は良い方向には決して向かいません。また、強い薬を使い続けていれば、副作用が起こる可能性があります。ステロイドを長期間使用して副作用が起こった場合、そこから抜け出すのに半年は掛かってしまうのです。
そうしないためには、生活を見直してくことが大切です。石けんで洗わない。浴槽に長くつからない。ちょっとしたことですけども、原則を身につけ、それが習慣になることで少しずつ肌は良い方向へと改善していくのです。
病気を治すためには、1つひとつ原因となるものを取り除いていくことが大切です。もちろん、強い薬を使わないわけとなると、結果が出るまでには相応の時間は掛かることになります。しかし、根本的に治したいと思えば、近道はないのです。あせらず、自分の皮膚の力を引き出すまで、一緒に向き合っていきましょう。

3種類のレーザ―を用途に応じて使い分けていく

レーザ―治療は、3種類のレーザ―を使い分けています。1つは、中年以降にあらわれる茶色いシミに効力を発揮するQスイッチルビーレーザー。そして、皮膚に生じたデコボコを除去する炭酸レーザ―。最後がアレキサンドライトレーザーといい、老人性のイボやシミ、脱毛に対して効果を発揮するものがあります。この3つを治療の目的に応じ、照射時間を変えたりして使い分けていくのです。
私は皮膚科医ですから、病気を治してくのが本分であることは間違いありません。しかし、患者さんのニーズに対応すべく、できる限りのことをして差し上げたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

皮膚病の3分の1は、日常生活における習慣を見つめなおすことで改善が可能なものです。その顕著な例が、いわゆる化粧品かぶれです。化粧品によるかぶれは、環境以外に原因はないからです。最近はリキッドファンデーションが広く流通していますが、ニキビのある方にとっては決して好ましいものとは言えないでしょう。赤く腫れてしまったニキビを隠したいのは理解できますが、皮膚にペンキを塗ってしまっていては、治るものも治りません。
薬を出して症状を良くすることに限ってみれば、それほど難しいことではないのです。しかし、繰り返しになりますが、それでは根本の解決にはいたりません。病気の本質を理解していただくこと。そこから本当の治療が始まっていくのです。

※上記記事は2016.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

稲葉 義方 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ゴルフ
  • 好きな映画:スター・ウォーズ
  • 座右の銘:一球入魂
  • 好きなアーティスト:松任谷由実
  • 好きな場所:お城・姫路城

グラフで見る『稲葉 義方 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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